したらの山歩き

　　山頂から尾根伝いにくだってすぐ右に、アセビの中に窓のように明るくぬけているとこがある。ここが帝岩。１畳大の岩。ここから南方面の展望が望める。眼下には田植えの終わった苗田が光っている。下津具地区。くもりがちで、やや光が足りないが、正面に大鈴山、右に鹿島山。左に岩古谷から明神山。いつも見ているのとは逆の連山の稜線に、見惚れる。尾根道に戻り、東へ行くと、小さな池。青いインクのような色。　ここから右へ下る。時計の２時のイメージ。急な斜面をジグザクに下る。アセビ、リョウブなどが茂り、ガラガラの石場も。仏岩と呼ばれる処を過ぎ、滝のような沢と赤茶けた岩の沢を越える。大きな樫の老木がまわりの植林の中で、ひときわ異彩を放つ。ウロが開いててフクロウでも居そう。　この大木をすぎるとじきに、神社の右ウラに。登った道と合流する。